『ハンコック』 [洋画]
監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス シャーリーズ・セロン ジェイソン・ベイトマン
ジョン・ハンコックはスーパーヒーローなのに街の嫌われ者。
一応、ヒーローなんで、悪者を退治したり人助けをしたりするんやけど、必ず一般市民に大迷惑をかけるもんやから、だれにも相手にされません。
ある時、ハンコックは列車にひかれそうになっている広告プロデューサーのレイ(ジェイソン・ベイトマン)を間一髪のところで助け出します。
そしていつもどおり列車は脱線、沿線の建物はつぶされ周囲の車はボロボロに・・。もちろん周りの人々は一斉にハンコックを責めるのですが、命を助けられたレイはただ一人ハンコックを擁護します。
食事に招待したレイは、ハンコックのイメージを一新させて本当のスーパーヒーローに変身させることを決意します。息子のアーロンはすでにファン1号。妻のメアリーだけが一人不安な表情・・・。
思っていたのと違ってこの映画けっこう真面目です。
設定は冒険してるし、ハデなCGも使ってるんやけど、ハンディのカメラを多用してドキュメンタリー風にしたり、後半のアクションシーンもやや重め。もちろん同じスーパーヒーローもので極端に重厚なダークナイト程じゃないけど。
そのせいで無条件で気楽に楽しめる娯楽映画を期待していると少しハズされます。笑いのツボもいまいち合わないし。
という感じで冷静に映画としては大したことないし、何回も見ようとも思わないんやけど、この映画には「素敵やね」と思わせるところがあります。
ハンコックのイメージを変えようと努力するレイがめちゃくちゃお人好しで優しい心の持ち主なんやね。利益最優先の大企業の重役たちに世界を良くするための協力を堂々と提案したり・・もちろんそんな提案通るわけないのに。
ラストでハンコックがレイに言うセリフはカッコよかった。
多分この言葉を伝えるために製作者たちはこの娯楽映画を作ったんやろうな。
娯楽映画としてはそこそこやったけど、最後のセリフで好きな映画になりました。
よくある娯楽大作かと思ってノーチェックでしたが、
そんな単純なものではなかったんですね。
興味が湧いてきました。
by CORO (2009-04-29 21:52)
COROさんコメントありがとうございます。
大した映画じゃ無いんですけどね。
でもちょっと暖かさを感じる映画でした。
by 旗坊 (2009-04-30 00:05)