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『愛のむきだし』 [邦画]

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原案・脚本・監督:園子温
出演:西島隆弘 満島ひかり 安藤サクラ 渡辺真起子 渡部篤郎

凄い映画だった。





情けないことに園子温という映画監督は知らなかった。

この映画を知ったきっかけは本当に偶然でYahooで板尾創路を検索していたら出演作品にこの『愛のむきだし』を発見。ネットでは絶賛の嵐となってるし、ベルリンで賞も取っている。

僕は地方のTUTAYAには置いてないようなマイナーな映画は基本見ないし、映画雑誌やブログを欠かさずチェックしてるってわけでもないから普通やったらこの映画はスルーするんやけど・・。

公式HPを見てみると西島隆弘が側転しながら盗撮して満島ひかりが中指立ててる。ん~これはかなり気になるし。
京都やったらどこでやってるんやろ?って上映館を調べてみると、めちゃ近所やん。チャリで行ける範囲。
てことで時間も持て余してたんで久々に劇場での映画観賞でした。

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・・で、この映画は凄い。
何がそんなにすごいって言うと、まずは上映時間が237分。
一瞬ピンと来なかった。一時間は60分やから、・・・・・ほぼ4時間です!!
朝の9時半に映画館について10時から上映スタート、昼に10分間のトイレ休憩を挟んで午後2時まで。
よく考えたら昼飯も食わずに映画見てたことになる。(誰やねん10時スタートにしたんは?)

この映画の凄いところは、飯も食わずに暗い部屋の中でスクリーンを見つめる4時間が全く苦痛じゃないこと。(僕が去年見たクソ映画No.1のAVP2は部屋で寝転がってコンソメパンチ食べながらでも正直我慢でけへんかった。時間はたった94分やったけど)

宗教、性、盗撮、近親相姦、女装、レズ、拉致とかなりディープなシーンの連続。
グロいシーンも結構でてくるし、”勃起”(下品ですみません)がキーワードなんで、西島隆弘が冴羽リョウなみに”おっ立てて”いたりすんんやけど、この映画では暗く深くなりすぎない。ちゃんとエンターテイメントしてます。

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この映画、出ている役者もみんなすごい。
主役二人の演技はたまに「惜しい」ってところもあるけど、二人とも異性からみた魅力は満点。(満島ひかりはフェロモン出しまくってます)
渡部篤郎はさすが。ダメ親父を立派に演じている。

でもこの映画での存在感はやっぱり渡辺真起子と安藤サクラが抜けている。
ダメ親父、渡部篤朗をほとんどレイプに近い形で聖人から引きずりおろした渡辺真紀子。題名通り「愛のむきだし」です。そして、安藤サクラ。暗い過去をもつ狂気の少女を演じているが・・目が怖い。奥田瑛二の娘らしいけど、今回のキャストで一番のHITやと思う。

ストーリーの濃密さ、スピード感、盛り上げ方、濃いキャラクターそして笑いと娯楽映画に必要な要素はほぼ満点。
唯一、ぼくに合わんかったのはゆらゆら帝国くらい。(ボレロはカッコよかった。やっぱり偉大です)


是非見て欲しい。そして一度観たら何度も観たくなる映画です。
濃密で一瞬の4時間です。

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