『デトロイト・メタル・シティ』 [邦画]
監督:李闘士男
出演:松山ケンイチ 加藤ローサ 秋山竜次 細田よしひこ 松雪泰子 ジーン・シモンズ
オシャレなポップシンガーになることを夢見て田舎の大分から上京した根岸(松山ケンイチ)だったが、なぜか今では過激なデスメタルバンド、デトロイト・メタル・シティ(DMC)のボーカルをする羽目に。
ポップシンガーという夢とデスメタルという現実の間で悩んでいるある日、大学時代から想いを寄せていた相川(加藤ローザ)と再開。同じくポップス好きの相川だがメタルはまったく受けつけない為、根岸は自分の正体を明かせずにいた。
そんな中、根岸の秘めた才能により、また、根岸の意図に反してDMCは一気に人気バンドに駆け上ってしまう・・・。
感想ですが・・・・・丸いなと。
多分、特別ひどい映画やないと思うけど、『愛のむきだし』を見たあとではどうしてもカドが無い映画に見えてしまう。
映画自体はそこそこ面白いから最後までストレスを感じずに見れたんやけど、内容、映像、演出、演技、どれをとっても普通の映画かなと・・。そこそこ客を集められると思うし、観にいく方も特に何の心配もせずに映画館に行けるような内容です。大手の企画会社が市場調査と綿密なマーケティング戦略を基に作り上げた映画って感じがします。
まぁ、目新しさは全く無いけど、最後まで普通に楽しめたのはクラウザーさんと根岸君という相反するキャラクターが夢と持っている才能とのギャップで思い悩む、っていう設定から。
ってことはそれは映画自体の面白さじゃなくて、原作の面白さから来てるんとちゃうのか?
Wikiで調べたら原作にはもっと多くのキャラクターがいるし、映画よりももっと濃いような気がする。
まぁ、DVDで見て「損した」って気はしないと思うので、一回くらいは見てもいいでしょう。
でも忙しい人は無理してみる必要はありません。
むしろ原作を読んでみたい。
映画と違って丸くは無さそうやし。
ところで「KISS」ってデスメタルやったんか?
COROさんniceありがとうございます。
by 旗坊 (2009-04-17 00:08)